爪水虫 [爪白癬] の治療には内服薬(抗真菌薬)が一般的です。病巣が爪の奥に存在する爪白癬には塗り薬による治療では有効成分が浸透し難いからです。内服薬での治療は長期間(約3ヶ月~1年ほど)にわたり、その服用方法や服用中の血液検査など、細かい取り決めがあります。
また肝機能障害等の重篤な副作用の危険性や、現在使用中の薬によっては内服薬との併用ができないなどのケースもあります。
レーザーによる爪水虫 [爪白癬] の治療は、定期的な血液検査の必要はありません。レーザー治療の時間は10~20分と短く、治療時の麻酔も必要のない安全性の高い治療です。
手の爪の成長速度は1ヶ月で約3mm、足の爪の成長速度は1ヶ月で約1~1.5mm程度です。爪白癬の治療は根気よく行わなければなりません。
レーザーリネイルは1ヶ月1度のペースで1~4回の治療、一つ一つの爪と爪の周りの皮膚に対してレーザーを照射し治療していきます。照射する時間は全ての指で10分~20分程度。1ヶ月ごとに爪の伸び具合を確認し、レーザーを照射します。レーザーの効果によって、病変部位を押し出すような形で、新しく健康でキレイな爪が成長してきます。