医療法人社団ブロッサム 苗穂レディスクリニック

プリンシパル研究所

第38回 生理を休む (ピルの連続投与使用で月経回数を減少させることができます)

  2024年9月30日    人生100年

バイエル薬品株式会社  舟木 康 氏

現代では月経回数が増えています。月経は人生のハードルのようなもの学校を休む、子どもにあたってしまう等。その影響が引き起こす子宮内膜症は様々な病気に関連することが知られています。子宮内膜症の原因として月経血の逆流と言われています。

月経困難症や子宮内膜症と診断された人のうち70%が月経を減らしたいと答えています。月経周期が短い方が子宮内膜症のリスクがあります。一般的に子宮内膜症は不妊症のリスクがあると知られていますが他にも卵巣がんや血管障害等があります。

周期投与と連続投与の違いについて。1960年代にピルが開発され女性の受け入れのために周期投与が始まりました。現在休薬期間が4日間から7日間。ヤーズフレックスは連続投与で行います。

学業への影響を論文から読み解くと、月経痛が重いと影響が大きい、コミュニケーションの障害と月経痛の関連があるとされました。子宮内膜症の有無で人生が違います。月経痛有りの人は学校を休む、性交痛等でコミュニケーション障害があります。月経痛の段階で治療を開始する事が大切です。

月経関連の症状、ニキビやPMS等でもOCが有効です。

周期投与と連続投与を比較すると、連続投与なら欠勤率等が改善します。痛みは連続投与の方が改善しています。第4世代ドロスピレノンは抗アンドロゲン作用があります。

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