医療法人社団ブロッサム 苗穂レディスクリニック

プリンシパル研究所

第17回 月経困難治療薬

  2022年4月11日    人生100年

プリンラボ

2022年4月11日

持田製薬 秋野修佑 氏

女性のライフサイクルとホルモン

月経周期とホルモン分泌

痛みのメカニズム

PMS、PMDD 月経困難症と月経痛の違い

月経随伴症状1年間の社会、経済的な労働損失

女性アスリートと月経困難症72.2%

機能性(原発性)と器質性(続発性)月経困難症

月経困難症治療薬プロゲスチン単剤から開始。アンドロゲン作用が副作用  

    エストロゲン併用するようになり、血栓の副作用が出現。

LEP服用中のホルモン分泌、OC,LEPガイドライン  

初潮から開始可能だが骨成長、骨密度への影響を考慮  閉経まで。

VTEのリスク 喫煙、片頭痛  

COVID19全身性炎症により、凝固能亢進。感染した場合血栓症リスクが上昇する  

★ LEP製剤   

・豊富な使用経験、高い有効性が確認

・血栓症発症リスクがわずかに上昇、リスク因子をもっている方注意  

・周期投与出血コントロールしやすい  

・COVID19感染時には休薬等を検討

2020年ディナゲスト0.5mg発売。

プロスタグランジンの産生抑制疼痛軽減効果 副作用不正出血の割合8週目多い。その後減少。出血はピーク時の25%の量 骨代謝マーカーに影響を与えない。成長の妨げにならない

★ジェノゲスト 

 ・高い鎮痛効果が期待でき、内膜症病変がある場合には直接病変に作用する  

 ・LEPと比較して血栓症リスクが軽減できる

 ・骨への影響が少ないので、若年層での治療に役立つ  

 ・内膜が薄くなっており、不正出血をおこす可能性がある

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