第15回 エフメノ(天然型黄体ホルモン製剤)
2022年2月21日 人生100年
2022年2月21日
プリンラボ
エフメノ(天然型黄体ホルモン製剤)
富士製薬工業株式会社 田口雄大 氏 太田幸二 氏
エフメノカプセルは更年期障害及び卵巣欠落症状に対する卵胞ホルモン剤投与時の子宮内膜増殖症の発症抑制を目的とした 経口天然型黄体ホルモン製剤。
1980年にフランス共和国で承認され、現在では世界100ヵ国以上で承認・販売されている。
昨年11月販売開始 周期投与と連続投与と2種類の服用方法がある。
眠くなることがあるので就寝前に服用 食事の影響を受けるため、食後30分以上経過してから服用。
ホルモン補充療法おける黄体ホルモン製剤投与の目的は、全身的なエストロゲン製剤投与による子宮内膜癌、 子宮内膜過形成のリスクを増加させないことにある。
また合成黄体ホルモン製剤を併用した際の副作用発現リスクが、低減しうる可能性も示唆されている。
ホルモン補充療法における乳がんのリスクを考えると天然型黄体ホルモン製剤が望ましい。
また、HDLコレステロール減少に作用する。